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国内レース他 ニュース

投稿日: 2022.05.29 16:00
更新日: 2022.05.30 04:32

ポルシェカレラカップジャパン2022 第6戦鈴鹿 決勝レポート

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国内レース他 | ポルシェカレラカップジャパン2022 第6戦鈴鹿 決勝レポート

ポルシェカレラカップジャパン2022 第6戦(鈴鹿)決勝レポート

 ポルシェジャパン株式会社(本社:東京都港区)とポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェカレラカップジャパン2022シリーズ第6戦の決勝を、鈴鹿サーキット(三重県)で 2022年5月29日(日)に開催しました。

天候:晴れ 路面:ドライ 気温:31度 路面:46度(レーススタート時)

 前日の28日に行われた予選のセカンドベストタイムで決定したPCCJ第6戦のポールポジションは、3クラスとも第5戦の予選と同じく、プロクラスが#1 近藤翼、プロアマクラスが#9 武井真司、アマクラスが#10 MOTOKI TAKAMIとなっている。だが第5戦の決勝レースは、プロクラスは3番手グリッドスタートの#60 小河諒、プロアマクラスは2番手グリッドの#98 IKARI、アマクラスは2番手グリッドの#63 長嶋重登が制しているだけに、第6戦はどのようなレース展開になるのか注目された。

 11時35分、第6戦決勝のフォーメーションラップが開始される。路面状況を確認しながらタイヤに熱を入れて、再びグリッドに12台のマシンが整列してレースはスタートする。プロクラスは、ポールポジションの#1 近藤が一歩で遅れてしまう一方で、2番手の#7 山田遼が好スタートを見せて1コーナーをトップで駆け抜ける。#1 近藤は#60 小河にも抜かれて3番手まで後退し、#60 小河の後方からプレッシャーを掛け続ける。#60 小河と#1 近藤がテール・トゥ・ノーズのバトルを続けている間に、トップの#7 山田は2番手以下との差を徐々に広げていく。レース後半に入り、#7 山田との差を#60 小河と#1 近藤は徐々に詰め始めるが、7周目にプロアマクラスのトップ争いを展開していた#9 武井と#98 IKARIが接触するアクシデントがシケイン入口で発生。これにより8周目からセーフティーカーが導入されるが、9周目に赤旗中断となってしまう。その結果、レースは8周目終了時点の順位がリザルトとなった。

 プロクラスはスタートでトップに立った#7 山田が今シーズン初優勝を飾り、2位は#60 小河、3位は#1 近藤という結果に。優勝した#7 山田は「課題のスタートを決めることができ、その後は小河選手からのプレッシャーに負けないように走りました。金曜に急遽参戦が決まり、最後は優勝まですることができて良かったです」と語る。2位の#60 小河は「山田選手を終盤に追い詰めようとタイヤを温存していたのですが、赤旗中断になってしまいました」とレースを振り返る。一方、3位の#1 近藤は「昨日はスタートに失敗したので、今日こそはと思っていたのですがダメでした。今後の課題はスタートですね」と、次戦での巻き返しを誓っていた。

 プロアマクラスは、トップ争いを展開していた#9 武井と#98 IKARIのアクシデントにより#77 浜崎大が優勝。しかし「今日は実力による優勝ではないので、とくにコメントはないです」と語る。そしてアマクラスは、プロアマクラス3台の間に割って入る活躍を見せた#10 MOTOKI TAKAMIが今シーズン5回目の優勝を成し遂げる。「プロアマクラスの2台にどこまで着いていけるかを今日は楽しみに走っていました。でも最後は赤旗中断になってしまい……」と振り返る。2位の#63 長嶋重登は、「今日もチャンスを狙っていたのですが無理でしたね」と悔しがる。

 PCCJ第7/8戦は8月6日(土)、7日(日)に富士スピードウェイ(静岡県)で開催が予定されている。今シーズン2回目の富士であり、ニューカップカーのドライビングに順応してきた各ドライバーが、どのような走りを見せてくれるのか注目したい。

ポルシェカレラカップジャパン2022 第6戦(鈴鹿)
ポルシェカレラカップジャパン2022 第6戦(鈴鹿)


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