元F3ドライバーで現在は車椅子ファションブランド『ピロレーシング』の代表などを務める長屋宏和が、自身を主人公とした絵本『ジーンズをはきたい』を出版するため、クラウドファンディングで支援を募っている。
14歳からレースキャリアをスタートさせ、全日本カート選手権やフォーミュラ・ドリームなどを経て2002年に全日本F3選手権にステップアップした長屋は、その年のF1日本GPのサポートレースで大クラッシュを喫し頚椎損傷の大怪我を負う。この事故以降、車椅子生活を余儀なくされることとなった長屋だが、「レースに復帰したい」その一心で治療や懸命なリハビリを続け、退院後の2004年12月に「絶対に無理」と言われていたレースへの復帰を果たしてみせる。