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海外レース他 ニュース

投稿日: 2017.07.26 06:30
更新日: 2017.07.31 12:51

TOYOTA GAZOO Racing 2017年NASCAR第20戦インディアナポリス レースレポート

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海外レース他 | TOYOTA GAZOO Racing 2017年NASCAR第20戦インディアナポリス レースレポート

NASCAR XFINITY SERIES
第18戦 Lilly Diabetes 250
開催日:7月22日

トヨタ・カムリ勢、首位を争うも
タイヤ不調でトップ10フィニッシュならず

 7月22日(土)にNASCARエクスフィニティ・シリーズの第18戦「Lilly Diabetes 250」がインディアナポリス・モーター・スピードウェイで開催された。

 この週末はカップ・シリーズとエクスフィニティ・シリーズがインディアナポリスで開催されたが、今季、エクスフィニティ・シリーズにのみ、インディ戦での新た規則変更が加えられた。

 フロントバンパーの開口部拡大やスプリッターサイズの変更など空力に関する変更もあるが、最大の変更点は、リストリクター・プレートという吸気量を制限するパーツの装着である。
 
 NASCARでは、カップ、エクスフィニティ、トラック全て、超高速ロングオーバルのデイトナとタラデガではリストリクタープレートの装着が義務づけられている。
 
 しかし、インディアナポリスはデイトナと同じ1周2.5マイルながら、バンク角が浅く、直線を4つの直角コーナーで結んだようなレイアウトということもあり、通常レギュレーションで戦われてきた。
 
 今回のエクスフィニティでは、更なるドラフティング(数台が連なって空気抵抗を低減する)やその後の追い抜きを増やそうという試みで規則が変更された。

NASCARエクスフィニティ・シリーズの第18戦『Lilly Diabetes 250』
NASCARエクスフィニティ・シリーズの第18戦『Lilly Diabetes 250』

 午後3時50分に2.5マイルオーバルを30周、30周、40周の3ステージ合計100周(250マイル:約400km)して競われる決勝レースがスタート。カイル・ブッシュは11番手からみるみるうちに順位を上げ、15周目に出されたコンペティション・コーション時には2位へ浮上。
 
 一方、2番手スタートから上位を争っていたエリック・ジョーンズは、このコンペティション・コーション時のピットで他車と接触しスピン。32位へと後退。

 再スタートでカイル・ブッシュは首位に浮上、その後も首位争いを繰り広げ、ステージ1を2位でフィニッシュ。マット・ティフトが10位。エリック・ジョーンズは追い上げ12位でステージ1を終えた。

 ステージ2もカイル・ブッシュが首位を争い、エリック・ジョーンズはトップ10圏内へ。一方、ティフトはステージスタート前のピット時に作業者のペナルティを受け20位以下へと後退。

 カイル・ブッシュとエリック・ジョーンズはステージ2の終了間際にグリーンフラッグ下でピットイン。ステージ2終了時の順位は落としたが、その後ピットインせず、ステージ3は1-2体勢での再スタートとなった。

 その後もカイル・ブッシュとエリック・ジョーンズは首位争いを繰り広げたが、終盤、チームはタイヤの異常摩耗によるトラブルを防ぐべく、タイヤ交換のためグリーンフラッグ下でピットイン。ここでエリック・ジョーンズはピット作業トラブルでペナルティを受け、さらに後退。
 
 トヨタ勢はタイヤのトラブルを心配してピットインしたが、そのまま走り続けた上位勢がトップ10でフィニッシュ。トヨタ勢はティフトが11位、カイル・ブッシュが12位に終わった。

 次戦第19戦は7月29日(土)、アメリカ中部アイオワ州ニュートンのアイオワ・スピードウェイで行われる。

ドライバー マット・ティフト

「我々のカムリは本当に好調だった。ピットロードペナルティを受けて後退したが、ステージ2スタート前のピット作戦で有利なポジションに戻ろうとした」

「しかし、ピットアウト直後のコーション走行中だというのに激しい振動に見舞われ、再度ピットインせざるを得ず、そのためにドラフティングの集団から離れて上位争いから脱落してしまった。うまく行けば勝ちも狙えただけに残念だ」


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