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スーパーGT ニュース

投稿日: 2024.05.07 21:38
更新日: 2024.05.07 21:39

K2 R&D LEON RACING 2024スーパーGT第2戦富士 レースレポート

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スーパーGT | K2 R&D LEON RACING 2024スーパーGT第2戦富士 レースレポート

2024 AUTOBACS SUPER GT
Round.2 IN FUJI 3Hours RACE

上位でレースを展開するも、ブレーキトラブルで悔しい戦線離脱

公式練習 5/3(金)9:00~ 天候:晴れ 路面:ドライ 気温:19℃ 路面温度:32℃

 毎年ゴールデンウイークに開催される第2戦富士大会は予選日から天気が良く、多くのファンで賑わった。今回は3時間レースと長丁場、第3ドライバーの登録が可能で、65号車はレギュラーのふたりに不測の事態があった時に備えて、黒澤治樹監督が第3ドライバーとして登録。ルール上、監督とドライバーの兼任ができないため、監督業務に別の者に委任するものの、現場ではいつもと変わらない体制で臨んだ。
 
 午前の公式練習では、今回持ち込んだタイヤとセットアップの確認を行い、合計で39周を走破。1分36秒957のベストタイムでGT300クラス10番手につけた。篠原拓朗選手は「もう少し良くしたい部分があり、自分自身も課題があります。そこを予選でクリアできれば良い結果につながると思います」とコメント。蒲生尚弥選手も「予選で上位にいかないと思うようなレースはできないので、少しでも上を目指したい」と意気込みを語った。

公式予選 5/3(金)14:25~ 天候:晴れ 路面:ドライ 気温:23℃ 路面温度:38℃

 Q1は今回も篠原選手が担当。今年から前戦の優勝者が抽選を行い、Q1のA・Bグループのどちらが先に走るかが決まる。今回は65号車が対象となるBグループが先のスケジュールで組み込まれた。
 
 篠原選手は1分36秒719でBグループ2番手につけるも「自分のアタックが不甲斐なくて、悔しかったです」と本人は納得がいかなかった様子だった。
 
 続くQ2では蒲生選手がアタックを担当。今回はサクセスウエイトを36kg背負うなかでアタックとなったが、渾身の走りでQ2グループ1の2番手タイムとなる1分36秒268を記録。合算タイムで3分12秒987となり総合4番手につけた。
 
「想像以上の結果だったと思いますし、上位からスタートできるというのは大きいことだと思います。明日は周りのライバルの動向を気にするのではなく、ドライバーやメカニック含めて全員ミスなくレースができればなと思っています」と蒲生選手。2戦連続で表彰台も狙える好位置につけた。

K2 R&D LEON RACING 2024スーパーGT第2戦富士 レースレポート
2024スーパーGT第2戦富士 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗/黒澤治樹)

決勝レース 5/4(土)13:30~ 天候:晴れ 路面:ドライ 気温:24℃ 路面温度:41℃

 朝から晴天に恵まれ、気温24度、路面温度41度のなかでスーパーGT初の時間制レースがスタートした。65号車は蒲生選手が第1スティントを担当し、スタートポジションを守りながらレースを進めていった。前を走るライバルに接近するも、追い抜くまでには至らず、開始から55分が経過した32周目に1回目のピットストップを敢行。篠原選手に交代した。
 
 レース中盤は他車と接近戦でバトルをすることはなかったが、篠原選手は前方のライバルに追いつくべく周回を重ねていく。しっかりと4番手を守って、チェッカーまで残り1時間を迎えるところで2度目のピットインを行い、蒲生選手がふたたびマシンに乗り込んだ。
 
 開幕戦に続いて今回もポイント獲得は確実かと思われたが、残り50分となった77周目にブレーキトラブルが発生して、ダンロップコーナーでオーバーランを喫した。蒲生選手はすぐにマシンをピットに戻し、チームはガレージ内で修復作業を行なった。

 10分弱でコースに復帰できたものの、大きく順位を落としてしまっている状況で、トップから5周遅れの26位でレースを終えた。

黒澤治樹監督
「今振り返るとウエイトも積まれてクルマが重くなっていますし、気温も上がっていたので、それが関係しているのかも分かりません。今できる状況のなかで対策をしていきたいと思います。鈴鹿は得意なサーキットではないですが、そこで何とかポイントを取れるようにしていきたいと思います」

蒲生尚弥選手
「ブレーキトラブルでしたが、無事にピットまで戻ってこれたことが何よりです。結果は良くありませんでしたが、レースの内容としてはとても良かったと思います。予選に関してもウエイトを積んでいるなかでみんなと力を合わせて上位に食い込むことができたのはポジティブでした。それが確認できただけでも良かったのかなと思います。次戦の舞台となる鈴鹿サーキットは、僕たちにとってそこまで得意と言うわけではないですが、少しでもポイントを取れるように頑張ります」

篠原拓朗選手
「予選のアタックはすごく悔しく、終わった後も蒲生選手やエンジニアの皆さんとお話して、今後に向けて良い発見もありました。決勝レースは前を走るクルマはずっと視界に入っている状態だったので、気持ちも途切れることなく走れました。内容自体は岡山に続いて良いレースができたと思います。そこをポジティブに捉えて鈴鹿以降も着実に良いレースをし、しっかりとポイントを獲れるようにしたいです」


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