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スーパーGT ニュース

投稿日: 2017.08.30 11:23

スーパーGT:LEXUS TEAM SARD 2017年第6戦鈴鹿 レースレポート

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スーパーGT | スーパーGT:LEXUS TEAM SARD 2017年第6戦鈴鹿 レースレポート

DENSO KOBELCO SARD LC500、第6戦鈴鹿、一時3位浮上と底力を見せるも残り3周で失意の13位に

スーパーGT第6戦鈴鹿レポート

2017スーパーGT第6戦「SUZUKA 1000km THE FINAL」(8/26~27)
鈴鹿サーキット(1周5.807km)
入場者数:予選2万7500名、決勝4万5000名 合計7万2500名

 8月27日(日)SUPER GT第6戦「SUZUKA 1000km THE FINAL」の決勝が行われ、最後列14番グリッドから不撓不屈にランキング首位奪回を狙っていったDENSO KOBELCO SARD LC500は、ふたりのドライバーの素晴らしい走りと相まって長距離レースの戦いを知り尽くしたピット戦略ならびにメカニックのピット作業の速さで順位をどんどんと挽回して上げていった。
 
 レース終盤ラストスティントでは3位に浮上する快挙で底力を見せ、100号車との3位争いの死闘を展開。かわされはしたもののフィニッシュまで諦めないプッシュを続けたが、あと残り3周の169周目のデグナーカーブ出口にて、まさかのコースオフストップ。結果、失意の13位完走扱いとなった。

DENSO KOBELCO SARD LC500 2017スーパーGT第6戦鈴鹿
DENSO KOBELCO SARD LC500 2017スーパーGT第6戦鈴鹿

 
 ドライバーポイントは獲得ならず(計36点)ランキング7位のまま、チームポイントでは1点を獲得(計50点)しランキング6位のままとなった。
 
 自力タイトル獲得の目は潰えたが最後まで諦めずに戦う次の第7戦は、10月7日(土)・8日(日)にチャン・インターナショナル・サーキット(タイ)にてシリーズ唯一の海外戦として開催される。

◆公式練習走行

 前回第5戦富士では執念の1ポイント獲得でタイトル争いに踏みとどまっているDENSO KOBELCO SARD LC500。夏の3連戦最終章でシリーズの天王山となる第6戦は鈴鹿サーキットが舞台。
 
 通常より大量ポイント獲得が狙えるため、タイトル争い生き残りの分水嶺となる分かれ目。公式予選はノックアウト方式(Q1、Q2)で、決勝は12時30分スタートのシリーズ最長距離の1000km(173周)で争われる。
 
 約6時間の長丁場に渡って繰り広げられるスプリントバトルは、運や天候にも左右される場面が多く、難題克服に立ち向かえる総合力がチームに要求される真夏の伝統の一戦で今回が最後。ドライバー交代を伴うピットストップは最低5回が義務付けで、ウェイトハンディは現獲得ポイントの倍の数値となる72kgを搭載する。
 
 このウェイトハンディであるが燃料リストリクターが2段階絞られ、実際搭載するウェイト重量は38kgとなる。

 7月初め当地で行われた公式テストではセッション1で3番手、セッション4では4番手タイムをマークし、走りの相性は良い鈴鹿。DENSO KOBELCO SARD LC500とって最後の鈴鹿1000kmは今季タイトルを争う上で落とすことのできない重要な一戦であり、2005年以来の優勝を最後の鈴鹿で飾りたいところ。
 
 J SPORTS「鈴鹿1000km」広告にはサードの今季LC500と2005年優勝のスープラが描かれるなど期待も高く、またチームの本拠地から近いため応援団も大挙して訪れ、力強い声援も受ける。
 
 シリーズタイトル争い生き残りを懸けた天王山での大一番勝負の鈴鹿。8ポイント差で追うシリーズリーダーを捉え、タイトル防衛への道筋を大きく開くために、チーム一同、不撓不屈にランキングトップ奪回を狙っていった。

 26日(土)午前中の公式練習走行は、朝方の雨の影響で路面はウエット。曇りで気温23度/路面温度27度と季節的には低めのコンディションのなか、9時20分から混走セッションが開始。
 
 路面がウエットであることからピットイン作業の練習とウエットタイヤのベディングで最初に平手がコースイン。2周でヘイキと交代。次にふたたび平手がステアリングを握ってコースイン。
 
 しばらくのインターバルの後に路面も乾いてきたことから7周目からはヘイキが柔らかめのドライタイヤを装着して、まずは1分52秒167のタイム。赤旗中断を挟んで硬めのタイヤでヘイキがフィーリングをチェック。1分50秒907と9番手タイムをマークした。
 
 最終的に混走セッションでは12番手に。その後の10分間のGT500単独セッションでは平手が柔らかめのタイヤでアタックシミュレーションを行い公式練習走行を終えた。公式練習走行では合わせて24周を走行し、平手がマークした1分50秒237で12位に。サファリの時間は燃料を多く積んだ状態で走行。かなりの好ペースで走れるフィーリングでQ1への準備を順調に終えた。


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