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スーパーGT ニュース

投稿日: 2020.08.24 18:00
更新日: 2020.08.24 18:01

ニッサン 2020スーパーGT第3戦鈴鹿 レースレポート

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スーパーGT | ニッサン 2020スーパーGT第3戦鈴鹿 レースレポート

MOTUL AUTECH GT-Rが今シーズン初勝利
GT300クラスはGAINER TANAX GT-Rが優勝し、GT-Rが両クラス制覇

スーパーGT 2020第3戦レースレポート

8月23日
鈴鹿サーキット(三重県)

【GT500】

 スーパーGT第3戦は夏の鈴鹿が舞台となり、#23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が予選2位から逆転勝利を飾りました。またGT300クラスでも#11 GAINER TANAX GT-R(平中克幸/安田裕信)が優勝し、GT-Rが両クラスで勝利しました。

 公式練習から速さを見せていた#23 GT-Rは予選でもその好調ぶりを発揮しました。Q1を担当した松田は、セクター1のセッション最速タイムを刻んで1分46秒500をマーク。2位でQ1突破を果たし、クインタレッリにつなげました。

 ポールポジション争いを託されたクインタレッリは、セクター1では全体の最速タイムを記録し、攻めの走りで1分46秒699をマーク。トップタイムにはわずかに及びませんでしたが、予選2位で決勝レースのフロントロウグリッドを獲得しました。

 予選日同様、決勝日も強い日差しで気温も路面温度も大きく上昇しました。13時にフォーメーションラップが始まり、52周の決勝レースがスタート。#23 GT-Rのスタートドライバーを務めるクインタレッリは、シグナルグリーンとともにトップの車両にプレッシャーをかけていきます。

 3番手、4番手のマシンも近づき、集団でのトップ争いになるかと思われたところで、GT300車両がS字コーナーでクラッシュしたため、早々にセーフティカー(SC)が導入されることになりました。SCがピットレーンに向かいレースが再開されたのは5周目。

 そのシケインコーナーで1台にかわされ、#23 GT-Rは一旦3位に後退します。クインタレッリはここからチャンスを狙い、上位のマシンに食らいついていきました。13周目のヘアピンコーナーでGT300クラスのトラフィックを巧みに利用し1台をオーバーテイク。14周目のダンロップコーナーでさらに1台をとらえ、ついにトップに躍り出ました。

 その後、#24 GT-Rのボンネットが外れるアクシデントが発生し、そのパーツを回収するために17周目に2度目のSCが導入されました。それまで3秒以上に広げていた2位との差がなくなってしまいますが、#23 GT-Rはトップをキープ。

 23周目に2番手のマシンが先にピット作業に向かい、#23 GT-Rはその翌周にピットイン。チームもミスのない作業で松田に交代したマシンを送り出し、ピットアウト直後にはホームストレート1本分のギャップを作りだしていました。

 全車がピット作業を終え、#23 GT-Rは27周目に名実ともにトップに浮上。29周目に3度目のSC導入後に2番手のマシンに一時迫られますが、ペースを崩すことなく周回を重ねると、終盤は10秒近いギャップを作りだしてトップチェッカーを受けました。

 予選10番手の#3 CARFTSPORTS MOTUL GT-Rは平手晃平がスタートドライバーを務め、着実に周回を重ねていきました。22周を終えてピット作業へ向かうと、暫定12番手でコースに復帰。1周あとでピット作業に入ったマシンが、千代勝正の目前でコース復帰します。

2020年スーパーGT第3戦鈴鹿 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(平手晃平/千代勝正)
2020年スーパーGT第3戦鈴鹿 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(平手晃平/千代勝正)


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