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スーパーGT ニュース

投稿日: 2022.08.29 20:34
更新日: 2022.08.29 20:35

K-tunes Racing 2022スーパーGT第5戦鈴鹿 決勝レポート

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スーパーGT | K-tunes Racing 2022スーパーGT第5戦鈴鹿 決勝レポート

第5戦/決勝
鈴鹿サーキット
2022.8.28 sun

メカトラブルで無念のリタイア
だがタイヤの耐久性進化に明るい兆し

 AUTOBACS SUPER GT 2022 第5戦鈴鹿、8月28日(日)、決勝レースが行われました。第3戦に続き今シーズン2度目の鈴鹿開催ですが、今回はレース距離が通常の1.5倍の450kmとなっています。

 その第3戦でK-tunes Racingは予選2番手を獲得し、速さをアピールできました。しかし今回は夏という高温下で、しかも450kmの長距離。それに対応できるタイヤを選択したことで、ラップタイムは厳しいものになり、公式予選は12番手となりました。ただし2度の給油が義務づけられるなど、450kmの距離にチャンスを掴む可能性もありました。

 決勝レースは新田守男選手がスタートを担当、スタート直後に1回目の給油を行うチームが出るなど、順位は少しずつ上昇していくものの、実際にはペースが厳しく、実質的なポジションを落としていました。それでも当初の計画どおりに、新田守男選手は最少周回数をクリアして、23周目にピットへ。

 交代した高木真一選手はニュータイヤということもあり、ペースは良好。レース中盤でのトップグループに遜色ないペースで、追いあげていきます。コースに戻ったときは24位、35周目には18位、40周目には11位、そして45周目には6位にまでポジションを上げます。ここで他車のクラッシュによりセーフティカーに。そのタイミングで前を走る2台がピットに入ったので4位に。ただし96号車には、もう1度給油しなければなりません。

 50周目に再スタートし、6位に順位を落としますが、55周目に2度目の給油のみのピットへ。しかし58周目に駆動系にトラブルが発生し、ピットへ向かい、そのままリリタイアとなりました(周回数により完走扱い)。それでも、300kmを走り切れるタイヤの耐久性が確認できたことなど、今後のレース戦略に大きな可能性を得たレースになりました。

影山正彦チーム監督

「今週の我々のペースでは、2回目のピット作業を給油のみ、という作戦が一番可能性のあったと思います。作戦どおりに走りましたが、最後メカトラブルでリタイヤとなったのは残念でした。今回の鈴鹿は最初から苦しくて、結果に結びつけるためにはペースを1秒くらい上げなければ、勝負にならないですね。その実力を身につけなければ、いけないですね」

新田守男選手

「スタート直前に陽差しが強くなり温度も変わってしまったこともあって、序盤からペースが苦しかったですね。難しいコンディションになりました。それでも何とか予定どおりに高木選手へ繋げることはできて、ペースも悪くなかったのは良かったですね。得意の鈴鹿なので、本当はしっかりとポイントが欲しかったですけど、残念ですね」

高木真一選手

「ペースも良くて、何度もオーバーテイクできましたし、クリアであれば2 秒台半ばのタイムで走れたので、トップ10に食い込める状況だったと思います。タイヤは耐久性が高くて、2度目のピットで無交換でも問題なくて、最後まで走るとどうなったのか? 走りたかったですね。駆動系のトラブルでリタイアになってしまいましたが、今後のレースに活かせるデータは得られたと思います」


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