更新日: 2018.03.30 19:42
Modulo DRAGO CORSEがGT300クラスを盛り上げる! 話題の新規参戦チームをピックアップ
■カラーも、ホイールも、ウェアも。
Modulo DRAGO CORSEのこだわり
新たにスーパーGT GT300クラスに参戦するModulo DRAGO CORSEだが、参戦初年度ながら数多くのこだわりがカラーリングやホイール、そしてチームウェア等にこめられている。
まずカラーリングは、精悍さと意志の強さを示すマットブラックに秘めた情熱を一気に解き放つ鮮やかなレッドと品位あるホワイトのラインが入る非常に精悍なものだ。カラーリングをデザインしたのは、ホンダアクセスの南波大舗氏。「ホンダのスポーツカーといえば、本来チャンピオンシップ・ホワイトがイメージされるかもしれませんが、今回はその逆にブラックを採用しました」という。
このマットブラックに合わせられたレッドとホワイトのラインは、NSX GT3の美しいボディラインを意識してデザインされた。そして、これに組み合わせるのはシルバーのModuloレーシングホイールだ。
このホイールは、これまでもスーパーGT GT500クラスでも採用されていたものと同様の、刀剣をモチーフとした8本スポークのデザインだが、Modulo KENWOOD NSX GT3とマッチングとするべく専用開発されている。
軽量性や強度、剛性などレーシングホイールに求められる機能性を高次元でまとめながら、作業性も考えられているこのホイールだが、目立つのはその色。表面にアルミニウムの陽極酸化被膜を施し、アルミ合金本来のシルバーの輝きを実現したものだ。レーシングカーのホイールとしてはある意味異色の存在ではあるが、耐傷付き性や耐食性が考慮されているからこそ実現した色。間違いなくサーキットでひと際目立つものになりそうだ。
そして、Modulo DRAGO CORSEのチームメンバーが着用するウェアもこだわりのものだ。多くのファッションデザイナーを生み出した文化服装学院とコラボレーションし、レースシーンで目立つ“ユニークで魅力的”、かつ街中でも“カッコイイ、おしゃれ”なデザインをコンセプトとし、次世代のアパレルデザインを担う学生からウエアデザインを募集。ジョン・ウォンヨンさんのデザインが採用されている。
「マシンカラーの黒、赤、白を使い、かっこ良くシックなイメージや、レーシングカーの速度感が感じられるように直線と曲線にグラデーションを使いました」とウォンヨンさんは語っている。
ファッショナブルでクール。Modulo DRAGO CORSEのピットは、GT300でもひときわ存在感を放つはずだ。
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